物欲がふつふつと [Miyuki Tsuruzono]
大気がいきなり秋の香りとなりました。皆様にはつつがなくお過ごしでしょうか。
わたしは1週間にもわたる、海を越える国内出張をなんとか乗り越えた……と、言えるかどうか。どうも、運気が劇的に好転するはずの8月からこっち、体調がヨレヨレのままです。好転前の、いわゆる“瞑眩(めんげん)”というやつかもしれません。
なにしろ、鍼を受ければ“は? こんなところが?”と施術者が黙するほど妙なところがカチンコチンになっているし、整体に行けば“一体どうしたの、背骨がガタガタにずれてる。それに肝臓も腫れてる。すごいストレス受けた?”と指摘される始末。ヤワです、わたし。
その反動か、ふだんあまりない物欲がふつふつと沸き上がってきた今日この頃。とはいえお金はないので、妄想している。妄想は得意なので、とても楽しい。っていうかコレ、逃避行為よね。
ほしいもの。車。前の車のローンも終わっていないのに、ほしい車ができました。その1、ロータリーエンジンの車。憧れる。その2、ピックアップトラック。昔から大好きである。その3(これだけ妙に具体的)、R社のカングー!
まずい。某国産車のお仕事に身も心もささげているはずなのに、R社なんて。夫を裏切る人妻の気分よ。しかも相手はガイコク人よ。ああ、いけませんわ……(←アホ)。
だって、四角い車の角を取ったような、素っ気ないデザインといい、小さいくせに荷物がガシガシ乗りそうなところといい、MT車もあるところといい、わたしのツボに当たりまくり。ま、妄想なので、大局に影響はありませんが。
ほしいもの。一本歯の下駄。っていうか、もう注文して、今日届いちゃいました。あはは。
“身体革命家”ともよぶべき甲野善紀さんの本をたまたま手にとり(カラダが一大テーマのわたしには、はずせない本でした! ちなみに『身体から革命を起こす』新潮文庫)すっかり感銘を受け、1行だけ「一本歯の下駄を履くと、いい訓練になる」と記されていたのに目が引き寄せられた。調べてみると、この天狗みたいな高下駄は、身体家のかたがたの間で今ひそかに大流行中らしい。というのは、由緒ある下駄屋さんの多くで「人気高騰により売り切れ」とあったからだ(もしかしてあまり作っていないだけかもしれないが)。
で、四国の某下駄屋さんに発注、カラダ新ネタでは珍しく乗り気のダンナの分もあわせ、やっと届いたってわけです。
いや〜おもしろい、楽しい、気持ちいい。
小さい頃、竹馬で遊びませんでしたか? あんな感じ。
バランスを取りながら、歩く。バランスをくずしながら、走る。静止するのは難しい。
皆様にも、ぜひともおすすめします。2、3カ月すると、股関節などもやわらかくなり、武道や球技やフルート演奏や介護やらに役立つらしい。呼吸法なんかも、自然と付随してきそうだ。たぶん、文章書くにも役立つだろう(か?)。楽しみ!!
実は、一本歯の下駄を発見するまで、1足3万円もするマサイ族の靴とかいうトレーニングシューズに注目していたのですが、下駄なら1足5千円。何とかなるお値段である。たぶん、原理的にはマサイ族も天狗も同じではないかという気がするので、かなりお得である。
ほしいもの。前にも書いた、パソコン機能つき携帯電話。たとえば「Advanced / W-Zero3 [es]」など。
財政的な面で悩んでいたが、月賦で買えるわけだし、◯ドバシカメラで実機を見てみたら、小さいのは小さいけど、わりとダサいのがまたいいし(スマートでカッコイイものは本能的にダメなのかも?)、本体のちっちゃいキーボードのほかにも、別に折り畳みのキーボードを購入して合わせると、パソコンなしでもじゅうぶん執筆できそうな予感があるし。いわゆるガジェット欲を刺激されてしまうワケ。しかも、通話もできる!
これは、もしかして、そろそろ、手に入れてしまいそう。
ああでも、もうちょっとだけ待てば、サラリーマン風シルバー、中途半端としかいえないブラウンのほかに、シャンパンゴールドとか赤とか出てくるかもしれない。それだけが心残りである。
物欲の秋。そしてさらに、モノを超えて、魂の昇華をめざすべし。アウフへーベンだ!
水流薗みゆき


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