mardi, décembre 04, 2007

免疫力強化作戦 [Miyuki Tsuruzono]

 さて、アウレリウスチームは全員、出払っております。
 何処へ? はて、行方は杳としてわからねど、時は師走。年末進行の時期であります。
 へたにカゼなど引くと、致命傷になりかねない。万一うまいこと「原稿、年明けでいいですよ」なんて言われたとしても、年末年始に集中してお仕事ができるわけがありません。かくして年始、お餅とお酒でむくんだ身体をかかえてはっと我に返る、そして、年末進行の修羅場が再現される、というのが関の山。

 そんなわけで、我が免疫力研究会は11月よりこちら、世の執筆者の健康に寄与すべく、湯たんぽを議題にすえて日夜、臨床に明け暮れております。
 そこで発見された新事実。満を持して、当会の本年のしめくくりに発表したいと思います。

 まず、当会所蔵のラインナップをご紹介しよう。

 平素わたしが愛用している陶器の湯たんぽ。


 最初は、普通にホームセンターで買えるプラスチック製のものを使っていたのだが、朝になっても熱いお湯をそのまま捨てるわけにもいかず洗顔に使ってみたところ、明らかにプラスチック臭い。
 そこでオルターナティヴとして陶器を探した。さくらももこのイラスト入りなのがいまひとつだが、朝のお湯はきわめて爽快な使い心地となりました。

 普通の湯たんぽです。







 次に、かつて湯たんぽジプシーだったわたしが、所有していながら活用していなかったのがゴム製のもの。


















 そろそろ本題に入ろう。
 読者の皆さんの中には、「湯たんぽのことなら何でも聞いて」という専門家もいるかもしれないが、一般的に湯たんぽといえば、寝る前にふとんを温めておくとか、就寝中に足元に置いて猫の代わりにするとかが普通でありましょう。
 わたしもそうである。いや、かつてはそうであった。
 熱々のお湯を詰めた湯たんぽを、布団の背中が当たる位置に置いておき、寝る段になれば足元にずらす。そうすると、だいたい全身があったかくなり、幸せな気分で眠れる。

 ところがこの冬、わたしは目にしてしまった。「湯たんぽをお腹に載せて寝てみたら、朝すごい色のオシッコが出ました!」というクチコミを。
 すごい色とは、かなりの茶色だという。しかもこの女性は冷え性かつふくらはぎのむくみに悩んでいたが、この「湯たんぽをお腹に」方式でむくみが一発解消、足腰まで軽く1日を過ごせるようになったという。

 誇大記事あるいはガセネタの可能性もある。しかもわたしは冷え性ではない。寒いときに冷たくなるのは手足ではなく、鼻の先。これが特異体質であるかどうかは別の臨床ケースにまわすとして、実験してみないわけにはいかない。

 結論から申し上げよう。
 「湯たんぽをお腹に」方式はスゴイ!
 あなたの人生も、変わるかもしれません!!

 わたしのオシッコの色は変わらなかった。しかし、歯ぎしりがほぼなくなってしまったのである。
 自力整体で身体をゆるめているおかげでかなりよくなってはいるものの、仕事が忙しくなったり何かでイライラしていたりすると、てきめんに来る。
 そうすると起床時すでに疲労困憊しているばかりか、口腔内に痕はつくわ、法令線は出るわで、まったくいいことなし。
 ところが、お腹に湯たんぽを載せて眠ってみた翌朝は、朝いちばん、疲れていない! 疲労困憊感が皆無! 爽やか、軽やか、スッキリ目覚めるセンセーション!
 え、普通の目覚めではって? いえいえ、歯ぎしり屋ならず、大人ならたいてい誰でもわかるはず。熟睡していないと、目を開けるとまず疲労感が襲ってくるのである。いやなもんです。

 そんなわけで、当会が推奨するのは、

・ゴム製など、柔らかい湯たんぽを使用すべし(固いものだと、お腹に載せられない)
・お湯の温度は、通常より低めがベスト(熱いと自然と身体から離してしまい、意味がない)
・お湯の量は、少なめに(満杯に入れると、ころがって身体に沿わない)

 ええと、寝相が悪い、あるいはお腹の形状により湯たんぽを載せられないなどの場合は、腹帯だとかゆるめのハラマキなどで固定するといいのではないでしょうか。
 丸まって寝る人は、お腹に湯たんぽを抱き込む形がよさそうです。


 ふぅ〜、まだ『ネイチャー』誌にも発表していないのにこんなに詳細に書いてしまったが、まあいいだろう。特許は申請しない。万人の幸福に寄与するというのが当会のモットーたるゆえんである。

 皆様、この冬は、このオドロキを分かち合いましょー。ぜひお試しくださいね。

水流薗みゆき