プチ・カミングアウト[Izumi Shoji]
姉、庄司みゆきが親弟妹にも知られずそんな努力をしてたとは。エライことです、見習いたい。触発され私もなにかカミングアウトしたいのだが....。三日三晩考え続け、やっとさっき思い出した! 私にも知られざる特技があったじゃないか。実は私、洋服作りにかけてはちょっとだけ、腕に覚えがあるのでーす。
洋裁好きの人は結構いると思うが、みなさんパターン(型紙)を買ってスカートやシャツを作るのでは? うっふふ、ところが私は! 自分でデザインし、パターンを起こせるのです。もちろん自分のだけじゃなく、どなたのだって作れまーす。
何しろ、デザインを形にするプロセスを知りたくて、数年間、スクールに通ったのだから。もう5〜6年以上前だ。デザイナーの女性の私塾。ハッキリいって、「洋裁がご趣味の奥様から、将来はデザイナー志望の学生さんまで、お金さえもらえばどなたでも受け入れます。でも技術は伝えます」ってな感じのサロンに通ったのだ。朝から晩まで毎日開講していて好きな時に行けるため、働いていても通いやすかった。とはいえ向こうもご商売。月謝いくらで月何回という制限はあった。仕事と子育てで多忙な私は、一回の滞在時間が1時間でも1回とカウントされるため、「これとこれと、あとここもマスターしなくちゃ」と、がめつく学んだのだった。
ちょっと自慢すると、私の作る服はセンスがよくアバンギャルドと評判がよかった。それに気をよくした私は、恐い物知らずにも、習い始めて半年もしないうち、オーダーでドレスなど作り始めた(ピアニストの方のリサイタル用!)。なんと私の洋服をお店で売ってもらっていた時期もあったのです。一時は、「将来はブランド立ち上げ、全国展開!」ナンテ、半分本気で夢見てたっけ.....。
でもね、儲からないのだ、服作りは。なにしろ自分ひとりでは作られる枚数はかぎられてる。スカートくらいなら一日で作れるけど、一枚売れても利益はせいぜい数百円。というか、小さなお店だけでは、そもそもそんなに売れないし。
それに縫うこと自体は、実はそれほど好きじゃない。私が好きなのはデザインを考えたり、立体裁断からパターンを起こすプロセス。自己分析するに、「頭の中で想像したものを、形にすることに興味あり」。なくせに「こまかな手仕事はめんどくさい」。いくら評判がいいパターンでも同じ物を何枚も作ると飽きてしまう。
そんなこんなで、服をおいてもらってたお店のスタッフがやめたこと、あとあまり服作りにうつつをぬかしてると貧乏になりそうだったこと。それよりなにより、服作りよりももっとおもしろい、『文章で遊ぶ楽しさ』に今さらながら開眼したのもあって(←何年この仕事やってんだよー、って感じですが)。最近ではとんと作らなくなった。
でも、今でもたまにミシンを踏む時間は和みのひととき。なんってたってアレです、私のミシンは昔懐かしの足踏みミシン。友人が好意で譲ってくれた宝物だ。
カタカタとミシンを踏むと、頭の中がからになって気持ちがいいし、足踏みならではのスピード感や針目の美しさもすばらしい。おまけに運動になる。一日ミシン踏んでたらムクミもとれるし、体重が減ってることも。ここで、「足踏みミシンダイエットってどう?」と提唱したら、マッスル至上主義の夫に笑われるだろうが。もしも、実家の蔵に足踏みミシンが眠ってるなんて人は、運動不足解消にもお役立てくださいね!
庄司いずみ


1 Comments:
Looks nice! Awesome content. Good job guys.
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