せめてプチ湯治と思いたい……[Hitoshi Oba]
2006年になってから随分と時間が経ってしまいましたが、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
太田師匠が「大場のように、オレも隠居したい気分だ」と書いていらっしゃるけれど、「隠居したい」と「実際に隠居する」の間に隔たるモノは大きいですよね。そもそもこちらは師匠ご一家が「フランス~モロッコ王侯貴族の旅」を満喫されている間もゲラを読んだり細かい原稿を書いたりで、今年になって外出らしい外出はほとんどしておりませんです。せいぜいジョ○サンに行ったくらいで(またかい!?)。
全財産を注ぎこんでいたライブドア株はあのザマだし、気絶、どころか首をくくりたい心境です(ウソ)。でももしかしてアウレリウスのメンバーにそんな人が実際いたりしたら、洒落になりませんね。ダイジョブですか、皆さん?
ところで、昨年暮れから右肩痛に悩まされている。これまでも何度かそんなことはあったのだけれど、大体2、3日でなんとかなっていたような気がする。それが流石に一月続くと我慢もしたくなくなりますね。ジャケットの袖に手を通そうとしては「アイテテテ」、ちょっと横の灰皿を取ろうとしては「グキッ、イデデ」。尾籠な話で恐縮ですが、ウンと調子が悪いときはトイレでも不自由するし、そもそもノートパソコンを机の上で動かすのにも難渋するような有様で……
第一不安になってくる。「隠居志願者(あくまで志願者で、モノホンの隠居じゃないですからね。念のため)」であるオーバの趣味は囲碁である。これに小唄とゴルフでも加われば申し分ないのだが、そこが志願者どまりの悲しさ。運がいいことに音痴と運痴も併発しているし、そもそもそこまで手を出せる金があれば、ホントに隠居してらぁ。それにこんなところで駄文を晒して恥をかいたりしてないぜよ。
なんだかだらしのない啖呵だけれど、問題は囲碁である。右利きである私は通常右手で着手をば行う。パチリとかペチャリとか石を置く。それが一手打つたびに「イテテ」では選手生命の危機である。パスができなくなった中田英寿(こんな字でよかったんだっけ?)、バットを振れないイチローと同様である。と皆様方はみなしてくださって結構である。残念なのは私自身(と私の棋力を知る碁友たち)は、そこまで言い切るにはいささかのためらいを感じざるを得ないというところである。
私の腕前が実際にどれくらいなのかについて詳しい説明をすることは、ここでは敢えて行わない。とにかく碁を打つ(少なくとも自分では碁を打っているつもりである。周りがどう思っているのかという点については確信がないけど)人間は囲碁の選手なのであって、その右肩が一月以上も痛いというのは選手生命の危機ではなくて、なんであろうか!!
そんな悲壮な覚悟をもって、ついに本日近所の整形外科に出向いたのだけれど、診察数分、あっけなく「五十肩」と診断されたのであった。要するに年齢なのね(ちなみに私、今年の年男です)。「まずい病気の転移なんてことはないですか」という必死の問いかけも、一笑に付されたのである。
そんなわけで、マイクロ波を10分。マッサージもそれと同じくらい。後は注射。薬局に行って飲み薬と湿布をもらってお終い。ただ、痛みが消えるまでの当分の間、毎朝マイクロ波とマッサージに通うことを命じられたのである。
毎朝通う? 朝寝を人生の快楽のひとつとするこのワタクシメが? そこでせめて、冒頭のタイトルのように考えようと思いました、という悲しい報告なのでした。ああ、ホントの温泉に2、3か月逗留したい、とつくづく思いながら帰宅すると電気料金の請求書が来ている。開けてみれば11,662円! いくら寒いとはいえ……、と玄関に立ったまま半分気絶(これはホント)。
これだけ書いただけで、マジに右肩の負担が感じられる。ちょっとマズクないかい? もしかして本当に大丈夫? そういう次第で、またここで皆様にお目見えできる日がくるかどうかわかりませんが、運良くそのような機会が巡ってまいりました折にはもう少しマシなことを書きたいと思います。
例えば、囲碁という遊びがいかに楽しいかとか。えっ、お前からそんなこと聞きたくない? そうですか、失礼いたしました……。
大場仁史


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