mardi, janvier 17, 2006

愛の電池[Izumi Shoji]

 懺悔します。私はダメな母なのです。たぶん母性が欠落してるのだと思う。いえ、娘を産み落としたときは人並みに感激し、ブラボー! と思ったし、反抗期で小憎らしい今と違い、小さいころはかわいいと思ってましたよ、もちろん。
 でも、最初数ヶ月はおむつ換えにもビビり、しばらくは夫に任せっぱなし。それと、女の人って赤ちゃんには猫なで声になるでしょ? なぜか1オクターブくらい自然に高くなる。アレってなんでかっていうと、赤ちゃんは高い音のほうが認識しやすく、安心感を覚えるのだとか。それを本能で知ってるから、ママになると誰もが高めの声音で「アブアブでちゅね〜」とかやり出すわけだ。
 ところが私はどうもその....。アブアブでちゅね〜、はハズカシくて。もともと声は低音だし。ドスのきいた声でアブアブはちょっと......。あと、私自身が甘いものが嫌いだから我が家に菓子類はないし、娘にスィーツを与えなきゃ、などとは思ったこともない。そんなこんなの恨みもつのり(何より食い物の恨みはデカいようだ)、娘は完全なパパッ子だ。私なんかには見向きもしない。

 なぜ突然懺悔する気になったかというと...。姉のブログに江原さんが出てきてたせいだ。江原さんには何度か取材でお目にかかったことがある。人間的にも懐の深い、とってもいい人。あんなに売れっ子なのに謙虚だし、優しいし。
 でも、最初に取材したときは驚いた。なんのテーマだったか忘れたが、媒体は若い女性向けの雑誌。読者はもちろん独身子なし世代だ。なのになぜか江原さんは、子育て中のママに向けてのメッセージを延々話すのだ。「小さな頃に愛情を受けられなかった子は、“愛の電池”が充電できず、プライドを持てなくなる」とかなんとか。ダメ母の私には耳が痛いことを矢継ぎ早に語り、“愛の電池”を充電する方法も教えてくれた。
 個人的には興味深く、お言葉は矢のようにグサグサつきささるのだが、その一方でライターとしては「ヤバイ」と焦った。「本筋とは違う話になっちゃった。独身女性向けの方向に引き戻さなきゃ」と話をふっても、なぜかすぐに子育て話になってしまう。さすがのニブい私も、30本目くらいの矢が突き刺さった時点でハッとなった。「もしかして.....。私のことを話してます!?」。
 そう尋ねたら、江原さんはニッコリ。何もおっしゃらなかったけれど「やっとわかってくれましたね」と目が語っていた。そして私がメッセージを飲み込んだとわかると、さすが! 残り時間で記事を作るのに必要なことをバッチリ話してくださった。
 ちなみにもちろん、私が子持ちなんて話してない。まして「私ってダメ母?」と密かに悩んでることを江原さんが知るよしもない。なのに、“庄司いずみへのメッセージ”を語りつづけるとは......。見えてるとしか思えない。マジですごい。神業です。

 さて。取材で改心した私は、しばらく娘に優しくなった。
 ああ、しかしッ。その優しさが続いていれば、今懺悔する必要はなかったはずだ。江原先生ごめんなさい。バチがあたったらどうしよう。
 誓います。心をいれかえ、今年こそは頑張ります。少なくとも食い物の恨みは買わないよう、マルマンストアでチロルチョコくらいは買うようにします!

庄司いずみ

2 Comments:

Anonymous Anonyme said...

@いずみさん すごい、江原さん、すごすぎです! で、興味しんしんなのですが、どうやったら「愛の電池」は充電できるもんなのでしょうか。ぜひ教えてください。
ところでお菓子を買わないのに、いったいなにをそんなにマルマンストアで買っているのか、こちらもミョーに気になってしまいました(←余計なお世話だっちゅう)

9:05 AM, janvier 20, 2006  
Anonymous Anonyme said...

愛の電池の充電法、何十冊も出ている江原さんの本に書いてあるからそちらをご参照くださいー、と言いたいところだけど、詳しくはメールしますね。

マルマンストアの件は....。私も何を買ってるのか把握してませんー! 今日覚えてるのは牛乳の小パックとビール一本、夫用のホタテ刺身が300円くらいだったかな...。あとは記憶にないのだけど、トータルはなぜか4000円くらいでした。なぞです。

8:26 PM, janvier 20, 2006  

Enregistrer un commentaire

<< Home