jeudi, janvier 12, 2006

何かが道をやってくる [Miyuki Shoji]

 それぞれのご苦労はおありだと思いますが、皆さま、無事に新しい年を迎えられたこととお慶び申し上げます。

 年末からこちら、パソコンの調子が悪い。悪いどころか、寿命といっていいと思う。電源がオフにできないからほぼ毎回、強制終了するわ、ソフトをたった2種類、開くだけでフリーズするわ。ワードで原稿を書きながらネットで調べものをすることができないのだから、まるで仕事にならない。
 今日も原稿の締め切りをひかえているというのにフリーズしまくりなので、反応がスローモーション化している合間を縫って、ブログを書くことにしました。編集O様(注:太田さんではありません)、サボっているわけではありませんので念のため。

 精神世界好きにとっては基本中の基本、入門科目である美輪明宏様&江原啓之さんの番組『オーラの泉』を観ていたら、オダギリジョーが出ていた。
 本人は最初、「霊とか前世なんて、全然わかりません」と言っていたが、「何だろう、部屋に人の顔が貼ってある?」と霊視され、ジョニー・デップの巨大ポスターが玄関にあるらしいのだが、「憑依体質の人(=オダギリ)に限り、『顔』があるとその人の霊とリンクしちゃって疲れるから、飾ってはダメ」とか、「骸骨はいけません。マイナスよ」といきなり美輪さんに言われて「えっ……部屋にいろいろあるんですけど」とうろたえたり、江原さんに「どうして赤なの? 落ちつかないでしょ。おかしくなっちゃうよ」と指摘されたら、それが数日前にしつらえたばかりの赤いライトのことだったりで、結局は必死で聞いていた。
 そうしたものすべては、オダギリに憑依しているある霊が引き寄せているマイナスの波動で、彼本来の性分をじゃましているという。
 美輪さんと江原さんの説得および除霊で、オダギリもかなり納得していた様子だったので胸をなでおろしたのだが(別に興味のある俳優ではないが、悪い霊に取り憑かれているなんてよくないよ)、普通に暮らしていて、世間的には成功していても、余計なものがくっついていることがあるのだなぁ。

 凝り性の私は、一冊読んで気に入るとその作家の本をさがしまくるし、何かが気になると、それについてネットで延々と検索したりする。
 ある時も、とある分野が気になり、狂ったように何年も、あらゆる方面からその事象について検索していたことがある。別に何かをまとめようとか、本を書こうとかいうのではない。どちらかというと、いえ、はっきりと、かなりマイナス方面の内容だった。
 さすがに3年目か4年目に入るころには「まるで憑き物……。これっておかしいのでは?」と思い至り(全然止められず、パソコンを立ち上げるたびにチェックして読みあさっていた)、ある日突然、「よし。やめよう」と決めた。ブックマークもみんな消した。かなりさっぱりした。
 それ以来、一回も検索していないが(一度だけ、夢でネットサーフィンしてしまい、「あ~もうやめたはずなのに私ったら……」と泣きそうになったけど)、「よし。やめよう」と思った瞬間、何かがパキッと変わったのは感じた。ぱっと光が射したような、妙な感覚だった。

 皆さんも、自分でも「ヤバイ」と思うような性癖や、どうしてもやめられない習慣、妙なこだわりはありませんか?
 それはもしかしたら、あなたのすばらしい性質をじゃまする、悪霊のしわざかもしれませんよ~。

庄司みゆき