lundi, février 26, 2007

お道具自慢[Izumi Shoji]

 みなさんはコーヒー党? それとも紅茶党ですか? 私も昔はコーヒーをガブガブ飲んでいましたが、なんかの拍子に飲まない日が続いたら、しょっちゅう起こしていた胃けいれんがピタリとやんで、それ以来コーヒーは飲まなくなりました。
 飲まなくなると不思議なもので、たまに飲んでみると、ふわーっとめまいがするんです。うまく言い難いのだけど、グルグルと視界がゆがんで冷や汗をかいて……。貧血の時に似てますね。チョコレートや天ぷらを食べても同じ感じになります。これって私だけの特異体質かと思っていたら、ある知人も同じこと言っていて驚きました。カフェインに弱いのではないと思う。だって紅茶なら平気だし。コーヒーに含まれる微量の油分に反応するのか……? 謎です。

 ってなわけで、私は紅茶党。甘い香りの紅茶をゆっくり飲んでいると幸せな気分♪
 ただ、自分一人のためにいちいちポットを温めてお茶を入れるのも、忙しい時には億劫。あとでポットを洗うのも手間ですし。
 そんなわずらわしさを解消する、ちょっといい物を見つけたからご報告〜。
 これです! ドイツ製のTea Tubuという商品。




 こんな風に茶葉に差し込むだけで適量が筒の中に入るから、それをひっくり返してティーカップへ。






 熱いお湯を注ぐと、一人分の紅茶が入るというわけ。まあラクチン! ティーバックと同じ原理ですね。これがあれば茶こしもいらず、お手入れも簡単。デザインがお洒落なのもいいですね。
 ちなみにこれは原宿にあるアシストオンというお店で買ったもの。ここのお店のセレクトは優れていて、デザインの美しい小物やキッチン雑貨、バッグなどがそろっていてお気に入りのお店のひとつです。おもしろくてかわいいキッズの商品も扱っていて、娘が小さな頃はよくのぞきにいったなぁ。ネット通販もやってるのでチェックしてみてくさいね。AssistOn

庄司いずみ

mercredi, février 21, 2007

タミさんのパン焼き器[Izumi Shoji]

 近所の自然食品屋さん、エコロジーショップGAIAさんでこんなものを発見〜!


 その名も「タミさんのパン焼き器 ミニ」。説明書によると、「宮城県石巻市在住のタミさんは、戦後子供たちにジェラルミン製のパン焼き器でパンを焼きました。〜中略〜それから50年後、南部鉄でパン焼き器を復元しタミさんは曾孫たちのために、またパンを焼き始めました」。
 南部鉄でできたドーナツ型のお鍋に、薄力粉、砂糖、卵、ふくらし粉、牛乳、塩ひとつまみを混ぜて流し込み、蓋をしてコンロで8〜10分。あっという間においしいパンケーキが焼き上がるとか。「おばあちゃんのなんとか」とか、「昔ながらの」などのフレーズやルックスにはとにかく私、弱いんです。ちょっと〜、こんな私好みのものを店頭に並べられると、困っちゃうじゃないのさ、GAIAさん!
 ホームベーカリーも持ってて天然酵母のパンも焼いてるし、卵や牛乳入ったパンケーキはベジタリアンの私は食べないし……。そう自分をいましめたのだけど、迷いに迷って15分後。やっぱり「これくださーい」とレジに持っていってしまったのでした。

 レシピ通りにつくると、ほら、こんなふっくらドーナツ型のパンケーキが! 娘のおやつに、こりゃヘルシーでいいですね。考えてみればノンオイルだし、ダイエットにもいいかも。


 説明書にあるココアパン、ソーセージパン、おさつパンもおいしそう〜。








 ベーグルみたいなパンが焼けないものか、私向きに卵、牛乳なしで作れないものか実験したところ……。豆乳で焼いたら味はいいのだが、ふくらみは今ひとつで見た目、まるで車麩です……。


 卵がないとふくらまないのか、とベーキングパウダーを増量したところ、「なんでかしらないけど、納豆っぽいにおいがする」とブーイングが。粉とメイプル、豆乳でなぜ納豆のにおいになるのか? 焼いてる間に豆乳が発酵したとでもいうのか。まったく謎。悔しい〜。
 さらなる研究を重ね、随時報告したいと思います! (←って、こんな話に興味を持ってくれるのは心当たり約一名しかいないんだけど……)

庄司いずみ

dimanche, février 18, 2007

愛しのキーボード[Minoru Ota]

 みゆきさんの親指シフトキーボード導入計画発覚より、なにかとキーボードが気になってしかたないのですが、やはり先般も書いたとおり、Nextキーボードにいまは一筋の心境、とはいえ我が輩の10本の指が愛でてきた過去のキーボードらも懐かしく、たまにはとっかえひっかえ使ってみたいと思うものの、もはやADB以前のものは使用不可の現状であるし、ADBのものも接続変えるためにいちいち机の下にもぐり込むのはいと面倒っちいので、たまにマックの調子が悪いときに純正に変えてみることがあるだけであるけれど、キーボードというのは本体のマシンよりもむしろ我が輩にとっては重要かつ執着するもののようで、本体は捨てられてもキーボードは捨てられず、我が家の押し入れには埃にまみれてさまざまなメーカーのキーボードがわんさか転がっているので、本日はそのうちのいくつかをご紹介しようと思うのである。
 写真上から順に、まずは我が生涯初のパソコン富士通FM16βに付属していた、まさに親指シフトのキーボードなり。ご覧の通り、20年近く前の当時としては曲線を用いたとてもよいデザインだった。NECの98シリーズなんかださくて触るのも嫌だった。これ以外、考えられず、我が輩はFM16βをその後継機のFM16βiiとともに3台も所有していた。
 次が、アップルのエルゴノミクス・キーボード。これも非常に使いやすいのだが、欠点は机のスペースをかなり食うこと。これを含めて、アップル純正のキーボードは我が家には20本近くはあるのではないだろうか。
 ちなみに次のチビの黒いキーボードはNEWTON用のキーボードだ。珍しいものではないだろうか。
 一頃はまっていたのが、PFUのHappyHackingキーボードだ。確か、キーボードに異様にこだわりを持つどこかの大学教授が率先して開発したものではなかったか。キータッチがとってもよくて、文章を書くならこれが一番だと思う。かつて、あの音響メーカーのパイオニアがMacの互換機を作っていて、我が輩も1台所有しているが、このパイオニアのキーボードもすこぶるよくて、僕の個人的キータッチ・ランキングでは1位がHappyHacking、2位がパイオニアのキーボードだ。大昔のMacの拡張キーボードもキータッチはとってもよかった。
 てわけで、パソコンが好きじゃない人にはちっとも面白くない話題ではありますが、また、大掃除のついでに珍しいキーボードが出てきたら、ご紹介いたしましょう。

太田穣


mercredi, février 14, 2007

大ニュース、なのかしらん?[Hitoshi Oba]

 え〜、度々ご無沙汰してしまって申し訳ございません。
 諸事情あって蟄居閉門中のオーバでございます。
 そんなこと最初から書くんだったら出てくるな、なんてお叱りを受けるかもしれないのだけれども、面白いお話を聞いたもので、ちょっとご報告まで。

 オーバが伊集院光先生、とくにラジオにおける伊集院先生を激賞、尊敬、崇拝その他もろもろしていることは以前にも何回か書かせていただきました。
 でもってなにせヒッキー状態ということもあり、先日も先生の「日曜日の秘密基地」(TBSラジオ、日曜午後1時〜5時)を拝聴していたのであった。
 ただね、今回は伊集院先生の話じゃないの。この番組は毎週2時台にゲストを呼んで、テレビなんかじゃなかなかできにくいようなディープなトーク(ゲストにもよるし、オーバが全然興味のない人がゲストだったりすることもあるんだけど)を繰り広げているんだけれども、この日のゲストは田原総一朗だったわけです。
 伊集院・田原「朝ナマ」総一朗という組み合わせはそれなりに面白くはあったのだけど、それは取り敢えずおいといて、びっくりしたのはそこで田原が漏らしていた爆弾スクープ(!?)。
 来る東京都知事選挙において民主党は超大物候補の擁立を画策してるんだそうで。それが誰だと思います? ジャジャーン、ぬあんと吉永小百合なんだって。
 吉永本人は難色を示しているものの、小沢一郎はまだ諦めずに熱心に口説き続けてる、と、おおむねそんなお話でした。
 う〜む、これってどうなんでしょうね? オーバは若輩者故、実はシンタローにもユージローにもサユリにも胸がときめくなんてことは全くないのだけれども、それこそ団塊世代の方なんかには相当にインパクトがあるのかもしれませんよね。
 勿論、真偽のほどは定かではないのだけれども、まあ天下の田原が言ったのだから、なにがしかの根拠はあるのだろうと思ってご紹介した次第です。
 なにせいかに伊集院先生の番組とは申せ日曜1時からのラジオですからね。せいぜい聞いていた人は1000万人程度かもしれず、今のところネットでもあまり話題になっていないようなので、5000万アウレリウス・ファンのために敢えて柄にもない「ニュース記事」を書いてみました。
 もしかすると明日あたりからワンワンと騒ぎ始めるのかもしれませんけど。
 でもって前述のようにオーバはサユリストでもなんでもない。まあ、実現したら「ゴジラ対キングギドラ」みたいな感じで少しは面白いのかな、と思う程度。すみません、マジメな有権者の皆様。
 もし小百合擁立がならなかったらどーする、民主党? そうだっ、小沢と同郷(でしたよね)でもあることだし、われらが太田穣先生はどうか!
 見事石原撃破の暁には是非とも哀れなワーキンングプアたる拙者を秘書にでもなんでもしていただきたく……。
「太田総理」っていうテレビ番組もあることだし、結構イケルんじゃなかろうか。関係ないですか、そーですか。御免。サバラッ(楳図先生調、古い…)。

大場仁史

lundi, février 12, 2007

人生ラーメン [Miyuki]

 太田さんからの熱きコンフェッションまでいただいたのに、わたしはちっとも親指シフターになってない。
 なんとなれば、マックブックと親指キーボードとをつなぐべきソフトをダウンロードしてみても、さっぱり作動しないのである。
 ネットで調べて、見知らぬ物知りな人にいろいろと教えを乞うてはみたが、言われた通りにしてもどうもうまく立ち行かない。何かが足りないせいらしいまではわかるんだけど、何が足りないのかはわからないまま。
 無能の人感に打ちひしがれつつ、とりあえず話を変えます(が、あきらめませんからねっ!)。

 さて、我がB級グルメ研究所は、たゆまぬ努力をかさね研鑽を積んでいるわけであるが、近ごろなかなかスゴイ店を見つけたので軽く触れてみることにする。
 見つけた、というのは語弊があって、もともと茨城ラーメン界では有名かつ異色の存在感を放つ、その名も「人生拉麺」。
 町工場の社長だったという大将が、工場は50歳で甥にゆずってラーメンを作り始めたという。

 鬼怒川べりに立つ簡素な作りの店舗にたどりついたのは、開店すぐの午後6時過ぎ。だが引き戸を開けると、家族連れや若者たちですでに満席である。
 入り口で赤々と燃えるだるまストーブ、うす明るい電灯、あれこれと張られた手書きのポスター(? 暗くて読めなかったバッテン荒川)、BGMも聴いたことのない演歌や江利チエミの『カモナマイハウス』など、チョー昭和なセッティング。それでいて、隅々までピカピカに清潔な店内。
 後から見ていると、薪をくべてはしょっちゅうストーブの調整をしている。エラいもんだ。
 ラーメンの種類は「人生ラーメン」(400円)と「ラーメン」(500円)だけのようだ。いや、最近張ったらしい(=紙の色が白いから)「人生ラーメン パート2」(500円)というのもあった。でもやはりここは、デフォルトからデビューだよね。
 まずコップ酒「人生」(400円)と冷奴(250円)を頼む。ほどなく「人生」の一升瓶が現れ、コップをのせた小皿からも酒が溢れそうなくらいなみなみと注いでくれる。これがまた、ふっくらしてキレのある、なかなかの味ではないか。
 冷奴にはかつお節、生姜、しそ、胡麻などがのっていてすでにイイ感じなのに、箸をつけてみると、普通の居酒屋の「とりあえず」なものとまったく違い、吟味したできたての豆腐なのに驚く。
 そして、人生ラーメン。透明な醤油スープが張られ、ネギがのっかっているだけの、究極のシンプル。いわゆる素ラーメンだ。
 これがうんまい!
 麺は細いのにしっかりコシがあり、うす味のスープには飽きない深みがあり、なぜかカニを食べるときのように無口になってしまう。
 後で知ったのが、完食するとどんぶりの底に大将のメッセージが現れるという事実。「偉くなるだけが/人生じゃないよ」とあるらしい。
 スープを飲み干さなかったわたしは、それには出会えずじまいで、非常に残念なり。
 お店のテイストの好き嫌いはあるだろうが、あるじのカラーの強い店にありがちな押しつけがましさがないのがいい。誠意ある、おいしいものを食べさせてくれる店は大切にしなくては。
 
 「人生ラーメン パート2」は、どうやらみそ味らしい。
 次に行ったら生ビールと砂肝の唐揚げ。シメはそれでいこう!

 かくして、B級グルメの飽くなき旅は続く。


 <本日のDATA>
 ラーメン「人生」(HPもないし正式名称はたぶんコレかな?)
 茨城県常総市豊岡町乙1485-1
 (最寄りの水海道駅より車で15分くらい)
 電話0297-24-1212
 18:00〜深夜1:00
 月定休、不定休あり

※ デジカメ置いてきちゃったし、何せ店内暗いので、写らなさそうです……。今度行ったら撮影にチャレンジしてみます!

水流薗みゆき

vendredi, février 09, 2007

朝のカレー[Izumi Shoji]

 先日夫が遠い目で、「なぁなぁ、子供の頃朝飯にカレー、食わなかった?」とぽつり。
 ええ、ええ、もちろん食べましたとも。なんでもチャチャチャと短時間で作ってしまう我が母親は、カレーをじっくり煮込んだりなどしなかったから、夕食の時のカレーはなんつーか、サラサラしてて味もイマイチ薄いんですよね〜。
 それが、残ったカレーを翌朝食べると、アラ魔法! とろみがついて味もなじんで本当にウマいのだ。
 夫はさらに遠い目で「たまには食べたいな〜。野菜がゴロゴロ、玉ねぎなんかも大きく切ってあって、肉は牛こまがほんのちょっとだけ入ってるようなカレー、朝飯に」
とたたみかけてくる。
 遠い目をされてはしょうがない。作るしかないでしょう。まずはランチタイムに、ジャガイモゴロゴロ、玉ねぎも人参もたっぷりのカレーを出したところ、夫は「これこれ!」と大喜び。
 翌朝は当然カレーです。朝だから量は少なめ。ケーキ皿くらいのプレートにごはんを少し、カレーをかけてスプーンを添えて出したところ……。「ちがーう!」と夫からブーイングが……。
「朝のカレーというものは、お茶碗によそったごはんにかけるもの! お箸で食べるのがいいんじゃないか」と言うではありませんか。夫が言うには、納豆とかと同じ扱い、カレーとともに味噌汁なんかも並ぶのが、正しい朝カレーのスタイルだそうな。
 えぇ? そうだったのか、我が家では朝のカレーはカレー皿よりひとまわり小さいスープ皿に盛ってスプーンで食べ、おかずや味噌汁はなかったような……。あったとしてもサラダくらい? 夕ごはんのカレーのミニ版ってな感じだったから、お茶碗で食べるカレーというのはカルチャーショック!

 てなわけで、今朝はリベンジ。味噌汁とほうれん草のおひたしなんかも添えて出しました。ホント、納豆定食みたいだけど、ミョーにおいしそう……。

庄司いずみ

mercredi, février 07, 2007

懐紙のすすめ[Izumi Shoji]

 下駄やかんざし、手ぬぐい、風呂敷など、私、和モノに弱いんです。お弁当箱もわっぱのとか、塗りのものとかが好きですし。お金持ちになったら縁側がある家に住むつもり♪
 そんな私が長年憧れていたのが、お懐紙。着物の時はもちろん、普段から懐紙を持ち歩く生活がしてみたかった。
 小さな子にお菓子やお小遣いをあげるにも、懐紙でちょっと包んで渡したり、お菓子をいただいた時はお懐紙の上にのせたり。そういうとき、ティッシュとかじゃなくお懐紙をさっと出したりすると、「これぞ日本のオンナ」って感じがしませんか?
 というわけで、この間懐紙を見かけた時は迷わずゲット。なんてったって私の大好きな桜模様もキュートだし。

 この間甥っ子たちに合った時は、こんな風に折ってポチ袋にし、遅めのお年玉を渡しました。

 娘に「お菓子、ちょっとわけてちょ」なんてときも、こんな風にのせれば皿代わりに。


 さらに、もらったはいいが食べきれなかったという時は、こんな風にはさんでたたみ、持ち運ぶことも可能。甘いものが苦手な私は、出されても食べないことが多いのだが、懐紙さえあれば「娘が喜びますので」とか言って持ち帰ることもできるじゃないか。
 使いみちはほかにもいろいろ。編集部に行ったときとかちょっとメモを残したいとき、今まではコピーの裏紙かなんかにメモってたのだけど、懐紙を一筆箋がわるりに使うと、これはお洒落でないですか !? いざってときにはハンカチやティッシュ代わりにもなるし。この間も新幹線で揺られながらメイクしてたらアイラインが全然違うところについてしまい、ティッシュが手元になくヤバヤバだったのだが、このお懐紙のおかげで命拾い。ふうっ。

 というわけで、女性のみなさん、懐紙はいかが?

庄司いずみ

mardi, février 06, 2007

Nextキーボード[Minoru Ota]

 みゆきさんが親指シフトのキーボードを購入したそうな。MacBookに富士通のキーボードをつないで使うということなのだが、その後の様子をぜひともうかがいたものだ。
 元親指シフターとしてはうらやましくもあるが、数年前から使用しているキーボードが仕事上非常に効率がよく、手放せぬほどで、故障してもよいように同じものをあと2本も持っているため、みゆきさんのようなマネがしたくてもできないという事情がある。
 それほどまでに気に入っているキーボードとは何か。それはNextのキーボードである。
 下に写真を掲載しておいたが、ブラックの、いまとなっては若干古めかしいデザインで、しかもUSBでも何でもなく、かつてのオールドMacで採用されていたADBである。だから、iMateというアダプタを介してMacとつないでいるのだ。
 Nextとは、ジョン・スカリーと対立してアップルを追い出されたスティーブ・ジョブズが興した会社のコンピュータのことである。興味のある方はウィキペディアで調べてほしい。本体もブラックのかっこいいマシンであったが、高性能ゆえの高価格、商業的には余り成功しなかった。
 このNextが売られていたのは80年代末ごろだと思うから、この我がキーボードも20年近く前の代物ということになる。
 このキーボードのどこがいいかというと、なんといってもコマンドキーの独特の形状と位置だ。スペースキーの下にこれまたスペースキーとほぼ同じ大きさでコマンドキーが配置されているのだ。
 MacでDTPや編集の作業をするとき、最も頻繁に打鍵するのはコマンドキーである。だが、純正のキーボードをはじめとして、多くの製品ではコマンドキーはスペースキーの左隣のほうに、普通のキーと同じ大きさでちんまり鎮座している。そのために、どうしても小指や薬指で打鍵するしかなく、間違ってオプションキーを押したりすることも多くなる。ところが、Nextキーボードではスペースキーの下(つまり手前)にあるため、親指を使って打鍵することになり、しかも押し間違えるということがまったくないのだ。そうなのです、いわば、親指シフト入力に近い感覚であるのです。
 またキータッチがいい。最近のキーボードのタッチはペナペナしていて押した気がしない。ところがNextキーボードはコキッコキッといい感じでたたける。
 ファンクションキーがないのが玉に瑕だが、今のところ、これ以外のキーボードに乗り換えるつもりはまったくない。って、なんか、みゆきさんへの負け惜しみに聞こえるなあ……。

太田穣