くじ運[Izumi Shoji]
くじ運と言えば! うふふ、自慢しちゃおう。実は私はくじ運のいい女なのだ。
うちの近所の公園では、毎年秋“北海道フェア”というイベントがある。北海道ラーメン、ジンギスカン、骨つきソーセージだのの屋台が並び、イクラ、鮭、蟹、じゃがいもなど北海道特産の食材も格安で売る楽しいイベント。なにしろじゃがいも詰め放題100円とかですからねー。いつも持ちきれないほど買い込んでしまう。さすがの私も、毎年このあと3日はマルマンストアに行かずにすむ。(そのかわり北海道フェアで万札は飛ぶわけだが...。格安のはずなのに不思議な現象だ)。
例によって去年も行った。ジンギスカンにも海の幸にも興味がない私。そんな私の目がググーッと引き寄せられるものと言えば! アレです、小樽ワイン。「ワタシの体は赤ワインでできてるの」の川島なお美さんに私は負けてない。いえ、注ぎ込んでるお金では断然負けてるはずです。安いデイリーワイン専門なもので。でも、量に関してはきっといい勝負。
そんな私が小樽ワインのブースを素通りするわけがない。しかも! 一本1500円のワインが、一回千円のくじ引きで最低でも1本あたるという。一等5本、二等3本、三等2本、ハズレで1本。そんなシステムだったと思う。さらに、だ。2千円払えば三回クジが引けると、呼び込みのお兄さんが言うではありませんか。全部ハズレでも3本ゲット? やるしかないでしょう。
でもね、私は「3本じゃなくてもっとほしい」と欲張った。というか、絶対当たると確信してた。「一等だとかたじけないから2等を2回、これくらいは許されるでしょ」なぜかわからないがそう決め、ガラガラ抽選器(っていうのかな)を回した。
思った通り。一回目から黄色の玉が飛び出した。ヤッタ! 二等だ。カランカランカラーン、高らかに鐘がなり、私は飛び上がる。通行人の視線が集まった。注目をあびつつもう一回。ホラネ! 同じく黄色い玉だ。これにはお店の人も通行人も驚いた。
あ、でもみなさん、もう期待しないでくださいネ。三回目はハズレですので。心でつぶやきつつもう一度回すと、次は予想通り白い玉。でも、2千円の出費で7本ゲット! ね、スゴイでしょ!?
思い起こせば、このくじ運の強さは駄菓子屋で鍛えられたような....。あの懐かしの空間では同じ10円使ってもあたりとハズレじゃ大きな違い。ドーナツ買うにも一等なら三個、ハズレで一個、とかじゃなかったっけ? ごうつくばりな私は念の力で結構な確率であてていた。ソーダアイスのあたりも何度も。ほら、やっぱりくじ運がいい。
さて。ではどうやればくじ運がよくなるか! 今回はそれを伝授しよう。
それは......、信じることです! 絶対あたると信じれば、かならず当たる。いや、ホント。宗教か自己啓発セミナーみたいだが。チラとでも「ダメかも」と思うときはやっぱりダメ。あたるときは本気で自信満々。なんというか抽選に臨む時点でワクワクしている。当たる予感とでもいうのだろうか。やる前からすでにあたった気分なのだ。
でも。夫じゃないが、このくじ運、違うところで発揮したほうが有意義か? 宝くじとまでは言わないが、豪華景品の懸賞に応募するとか....。
ウーン、でもいいのです。そんなに運を使いまくったらもったいないし。第一、無駄遣いくらいしか取り柄のない私が順調にお仕事できているのも、編集のみなさまはじめ、人間関係が“あたり”続きのおかげ。ダメ母、ダメ妻にかかわらず、なんとかやってるのも夫や子どもが“あたり”のおかげだし。なーんて、たまには謙虚に書いておいたりして! あ、でも、家族はともかく、人間関係の“あたり”は本気です。みなさまに感謝。この場を借りて深くお礼申し上げます。
庄司いずみ


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