選手宣誓![Hitoshi Oba]
ワールドベースボールクラシック、日本優勝。良かったですね。
この間はガラにもなく野球の話など載せていただいたのだけれど、原稿を書いていたのがまさに二次リーグ、日本対韓国戦の真っ最中。で、太田師匠に送稿して一時間もたたないうちに日本敗戦……。まったくタイミングの悪いことである、そもそもオーバなぞが「愛国」なんて言葉を軽軽に使ったのがいけなかったのかしらん、などと反省していたのだけれど。
万事休す、と思われた方がほとんどじゃないでしょうか。そもそもあのイチローまで、前後不覚になるまで自棄酒を飲んじゃったそうだし。
その後の経過は皆様ご存じの通り。日本チームが直接アメリカに天誅を加えられなかったのは残念だったけれど、アステカの神様がかわって天罰を下してくださった(某テレビ局アナウンサーが実際そう言っていたのである)。
ただ、アステカの神様がもうちょっと早く、スペインやコルテスに天罰を下されていれば、アメリカ先住民があそこまで酷い目に遭うこともなかったかもしれず、そうすればアメリカも今とはちょっとは違う国になっていたかもしれず……なんて、またガラにもないことを書き出すとワケがわからなくなりそうなので、以下省略。
決勝トーナメントは比較的穏やかな気持で観戦。それでも相当くたびれたのだけれど、まずはめでたい。王監督、そして選手の皆様、心から「おめでとうございます」と言わせていただきます。終わり良ければすべて良し、ということにしておきましょう。それとね、君のおかげでこの大会への関心はものすごく高まって、それでオーバなんかも久方ぶりに野球を楽しませてもらったんだ。ありがとう、ボブ・デービットソン。君は少なくとも本朝ではボブ・ディランなんかよりは遙かに有名になったよ、ぜひ来日してツアーでもしてくれたまえ。
監督や選手の方々は凱旋帰国直後の二十五日、今度の土曜日には早パ・リーグの開幕だそうで、本当に大変である。更なる御健闘をお祈りいたします。
ところで実にその三月二十五日、ついにオーバも決戦の時を迎えるのです。全国一千万囲碁ファンが注目する樹林杯争奪戦、試合会場は地下鉄虎ノ門駅近くの樹林というお店。なんかヒネリのないタイトル名ではあるけれども、参加するだけでも碁打ちの誉れとされる大会である。心ない人々には「ただのオヤヂどもが集まって、昼間からビールとか水割りなんか飲んでザル碁打ってるだけじゃん」と見えるかもわからない。まあ、見解の相違ということで了解してさしあげましょう。WBC優勝で寛大な気持になってることでもあるし。
前にも書いたことだけれど、とにかく囲碁を打つ者は技量は問わず皆「囲碁の選手」なのであって、オーバのことをたとえば「囲碁界のイチロー」「盤上の王貞治」などと思って下さっても一向に構わない。
そんなわけで、これからイメージトレーニング、おまじない、加持祈祷、効果的なブラフのかまし方の研究等々に励まねばならぬ。とてもじゃないけど仕事などしている場合ではないのであった(またか、おいっ!?)。
ここのところ枕頭の書とさせていただいているのが長山靖生先生著『「人間嫌い」の言い分』(光文社新書・2004)という御本である。これが我が意を得たり、と言うべきか心の友とでも申すべきか、とにかくオーバの現在の心の支えである。その御本から、少し引用させていただく。
「……夏目漱石も述べているように、本来、人間が命がけでするべきなのは、自分本位の『道楽』なのであって、『仕事』は所詮、お客様のご要望にお応えする他人本位の奉仕にすぎない……」
そーゆー事であるのであるからして、以て諒とせられよ。
あ、あといつもご愛読くださっている良い子の皆様(いるのか!?)、オーバ先生に是非応援、励ましのお便りを出そう! よろしくねっ!!
大場仁史


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