samedi, mars 18, 2006

手のひらパワー[Izumi Shoji]

 残酷な話だが、頭髪のない方(誰とは言いません)はお気の毒。いえ、見た目のことじゃありません。個人的にはスキンヘッドの男性は、たいそう男らしくカッコよく、しかもおしゃれと思います。と書いておかなきゃ、夫婦げんかになるとメンドくさい。
 えーと、では何がお気の毒かと言うと。デトックスで超有名なドクターからこの間聞いたのだが、頭髪も体内にたまった毒の排出ルートの一つ。だからこそ頭髪検査で、体内にたまった有毒ミネラルのレベルが調べられるわけだが....。頭髪が生えてこない人は、髪の毛からは毒を捨てられない! その分、汗とか便とかで頑張って捨てなくちゃならないわけだ。頭髪のない方は、せっせと汗をかいてくださいませ。

 さて、それとは逆に私はというと....。一応髪の毛はあるんだけど、汗をかくのが苦手な体質だ。というか、真夏日でもほとんどかかない。オホホッ、高貴な生まれなもので(もちろんウソです)汗なんてハシタナイものは出ないのでーす。とか昔は思っていたが、いやいや、汗はかかなきゃいけません。カリスマ整体師やハンサムなゲドクターに言われるまでもなく、不要なものを溜め込んでていいわけないですからね。そんなわけで半身浴だの足湯は長年続けてるし、最近ハンズで買ったお風呂用のゲルマニウムボールも結構いい。ちょっとお湯が固くなるけど、汗はバンバン出る。
 そうだ。汗で思い出した。オーバさん、二日酔いの朝は死んでないでお風呂に入るといいですよ! 最初ぬるめのお湯から入り、徐々に温度をあげていく。そうすると信じられないくらい大量の汗が出て、アルコールの毒が抜ける。
 あと、二日酔いの予防策。寝る時にちょっとでも正気が残ってたら、肝臓のあたりに手を当てて温めながら寝るといい。それだけで寝てる間に肝臓が頑張ってくれて、二日酔いにはなりません。手を当てながら心の中で、「すまないねえ、いつも苦労をかけて」と肝臓にいたわりの言葉をかけるとさらにグーッ! 応用編として食べ過ぎたら胃に手を当て、「無茶してすまん」とわびを入れると消化力が高まるし、婦人科トラブルのある人は、卵巣や子宮に手のひらの温かさを伝え、「女に生まれてよかった」とか何とか、声をかけるといい。以前、とっても美しくて優しいヒーラーさんから聞いたテクニックだ。
 手のひらで治すというと気功やレイキみたいだが、特別な修行をしたり、イニシエーション受けなくても、誰でもハンドパワーはあるのだって。使わなきゃもったいないから、みなさんもぜひ。手当て、やってみてください。おお、そういえば、あの佐伯チズさんの美容法も手のひらパワーをフルに使うんじゃなかったっけ。肌にもいいなら頭皮にも良さそうだ。頭髪が気になる方は、寝ながら頭に手をあてて話しかけてみてはどうでしょう?

庄司いずみ